母、星になる ~余命宣告~

突然ガンの余命宣告をされた母と命の選択を迫られた私たちの家族の記録です。

母ロスが止まらない!!

ブログを読んでくださって、ありがとうございます!

人生で一番起こってほしくない悲しい出来事、私の中でナンバーワンである「母との死別」を題材にしたブログを立ち上げて、1ヶ月ほど経過してアクセス数も伸びて、はてなブログの読者も増えました。

 

書き始めた当初は、母と私たち家族の最期の時間の記録として、周囲の方たちに向けて忌引きなどの理由の説明として、はてなブログに書いていきました。

 

いざという時にならないと延命治療や尊厳死について家族間で話し合う機会などないと思い、自らの体験をブログに書くことで、余命宣告を受けた時に自分ならどうしたいか、家族にどうしてほしいかについて考える機会になればと思いました。

 

病気の治療で改善が望めなくて余命宣告を受けた場合に自分自身が亡くなる時の意思表示をすることは「リビングウィル」と言われるようですが、まだ習慣としてあまり世の中に浸透していないようです。

 

2022年7月22日に母が亡くなってから50日もの月日が経ちましたが、ふとした瞬間に母との思い出が甦り、その時の母の思いに触れては泣いてしまう日々が続いています。しかし、悲しんでばかりもいられないので、ノリで架空の母の追悼コンサートの告知バナーを作成してみました。

 

母の追悼コンサートの告知バナー画像

 

デザインは苦手で初心者ですが、対象物に愛情があると苦手を克服できるものだなと思いました。左上のアーティストは忌野清志郎さんです。もし、本当に演奏するなら「デイ・ドリーム・ビリーバー」を母のために歌います。

 

youtu.be

この曲はもともとアメリカのロックバンド、ザ・モンキーズThe Monkees)が1967年にリリースしたヒット曲で、忌野清志郎さんが日本語の意訳で歌って日本でも人気のある楽曲です。

 

清志郎さんが歌う歌詞の「彼女」はご自身の生みの母親のことだそうです。そのことを知ってから私はこの曲が以前よりも深く心に入ってきて、母を亡くした今、私が母に向けて歌いたい曲になりました。

 

家族を亡くすことは人生では避けては通れない試練であり、一番悲しい出来事であると私は思います。特に私にとっては母であり、自分の支えになっていた人間であれば尚更です。私の母ロス(母を亡くした喪失感)はしばらく続きそうです。

 

母ロスの中でも一番困ることは母と話せないということです。

 

私はaiboなどのロボットでも何でもいいから母の声を録音しておくべきだったと激しく後悔しています。会話パターンでなくても、母の音声データさえあればAIで母との簡単な会話のやり取りができるはずです。

 

HereAfterAIの画像

 

元・テクノロジー系ジャーナリストのJames Vlahos氏は2017年にガンで亡くした父親との会話を自身が開発したチャットボット「Dadbot」で行っており、現在その技術は「HereAfter AI」に引き継がれています。

故人と“会話”できるAIサービス「HereAfter AI」--記憶をいつまでも鮮明に - CNET Japan

 

今後、遺族の愁傷の癒しの為に故人のデータをAIに反映させるサービスなどが発展してほしいと思います。日本でまだ導入されていないサービスなのであれば、私自身で広めていけたらと思います。

 

ブログも始めたばかりで、何もかも手探り状態ですが、少しでも世の中の風通しが良くなって、誰かが1人で悩んだり、悲しむ家族が減るように私なりに出来ることをやっていくのでこれからも応援してくださると嬉しいです。

 

最後までこの文章を読んでくださって、ありがとうございます!!